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乾しシイタケ、ではない。コウタケである。
地元からさう遠くはない、とは言へ県外ではあるところのきのこ栽培家が作つた乾燥コウタケ。ほんの小さなビニル袋に入つて4000圓といふ法外な値段の付いてゐるものである。
昨シーズンのものらしいが、今日退勤途中にしいたけ本舗に寄つてみると、これをくれると言ふ。あまりに高いので売れないのだがこの菌の美味しさを実感して教へてほしいと言ふのである。帰宅して、それほどの量ではないのだが師匠にも試してほしいと思つてゐたら、ちやうど師匠が新しい原稿を持つて立ち寄つてくれた。件の物の半分を袋に入れて渡し、こちらも臨戦態勢。まずはぬるま湯で少し戻し、湯を替へて茹でる。醤油・味醂・砂糖・塩・酒で味をつけ、さらにじつくり煮込む。真つ黒なゆで汁が半分くらゐに煮詰まつたところで火を止め、熱いご飯と混ぜる。コウタケ飯の出来上がりだ。
少し甘くし過ぎたが、コウタケの香は派手に立ち上る。美味いぢやないの。
残つてゐた2合ほどの飯に混ぜて半分残つたので明日の朝も同じメニュー(笑)。
付けは、白菜とヤナギマツタケの味噌汁。この二品で十分な一食である。
今日対翠閣の所長と店で話したこと。
シイタケ、ヒラタケ、クリタケあたりは天然モノと栽培モノではそれほど食味の違いはないと言つていいと思ふ。違ふのはナメコ・エノキタケあたりか。栽培モノしか入手できてゐないモノもある。ヤナギマツタケ・ヤマブシタケなどである。
もちろん天然モノしか入手できないもの多数。今時分ここ周辺で採れるものとしてはムキタケ・ブナハリタケ・シロナメツムタケ・キナメツムタケ・カヤタケ・シモコシ・マツバハリタケ・オウギタケなど。
さう言へば、先日砂丘の松林で採取したサマツモドキ(毒?)であるが、茹でて塩蔵したものを戻してみると臭くてとても食べやうと言ふ気に慣れなくて処分。うむむ、勿体ないとは思はないものの、なんとかならなかつたのかなあ。
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