前段にオペアンプを使用したすかんぴんのオーディオ顧問吉田時計店さんのアンプ最新作。Kさん用に制作されたモノラルプリメインアンプだがSPレコードファンのKさんのために特にSP盤仕様となっている。それは左端のつまみに現れていてこれは高音部をコントロールできるイコライザーとなっている。またゲインのあるオペアンプを前段に使用しているため、高価なインプットトランスを使う必要がない。ボリュームコントロールはその隣のつまみでこれでオペアンプにかかる電圧を調整して音量を調節している。このアンプの出力管は250(WEに非ず)。その右隣がWEの出力トランスとなっていて圧倒的に少ない部品点数である。(Simple is Best)それゆえ良い部品を使っても制作費が安い。電源部は写真に写っていないがスイッチング電源を使用したこれまたユニークなものである。音質は高音部が伸びていて力強さがあり、色気も感じさせる。SP盤に刻まれた音を高級蓄音機以上に引き出しているものと確信する。SP盤は時代により様々な録音特性があるが前述のイコライザーである程度近づけることが出来るので便利だ。SP盤ファンなら是非聞いてもらいたいアンプだ。